ボクが今まで自分で作った料理の中でも、
指折りの旨さなのがアメリケーヌソース☆
ボルシチと並んで3本の指に入るであろう、
ナツメグの得意料理の一つもあります。
このアメリケーヌソースとは?
エビや蟹等の甲殻類の殻を炒め抽出する、
抜群のコクと旨味が出たオレンジ色のソース☆
このソースを作るのには、とにかく手間がかかります。
まずは材料・・・・
エビの頭、殻などを一定量集めなければなりません。
ボクは少しづつ冷凍庫に溜めて行くのですが、
この段階でも一定の冷凍庫スペースを使用したり、
なかなか一定量が溜まらないので根気が要ります。
伊勢海老、車海老、ブラックタイガー、等は高いので、
コスパ的に優れているのは、アルゼンチン赤エビだと思います。
この赤エビは、ぼたん海老に良く似ていますが、
ご存知の通りぼたん海老はやや高級品ですので、
身のクオリティはやや劣りますが、代用品になります。
甘エビを太くしてほんのり大味にした感じのエビです。
生食できる状態で売っている事も多いですから、
身は刺し身や加熱していただき頭と殻を取っておきます。
お頭つきでも1尾100円以下くらいで売られています。
赤えび頭を20尾強くらいと、
同時進行で溜めた他のエビの殻でソースに着手します。
とにかくエビの殻は勿体なくて捨てられません(笑)
まずは、オリーブオイルでにんにくを炒め、
香りが出たらエビ頭と殻を投入し丁寧に炒ります。
焦げなければじっくり炒った方が旨いです。
だんだん最高に良い香りが漂ってきますが、
頃合いを見て、酒か白ワインを投入。
アルコール分が飛んだら、
玉ねぎ、セロリ(大きめみじん切り)を投入☆
そのままある程度炒めてから、
トマト缶、月桂樹、水を加えて、しばらく煮ます。
焦げなければ、たぶん煮れば煮るほど旨くなる。
最後の仕上げは、ざるやめんぼう等で、こしながら、
しっかりと最後の一滴まで水分を絞り採って下さい。
これで、悶絶級の旨味を持つ、
アメリケーヌソースの完成です。
ボクは製氷器に入れて、冷凍しておきます。

これだけの手間をかけても
僅か400〜500ccくらいしかとれない貴重品。
パスタ類
煮込み料理
スープ類
等に使えば、気絶するくらい旨いですよ^^